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お墓からみる仏教~無縁墓地について考える~|S-Labo

お墓からみる仏教~無縁墓地について考える~

中野 孝海
仏教考察供養葬儀

 近年様々な変化をみせる死後の在り方。それはお墓についても同様で、デザインだけでなく、継承の在り方についても様々なスタイルが生まれています。

 それと同時に、従来受け継がれてきた先祖代々のお墓をどうすばいいのか。そのあり方について頭を悩ませる方も多くなってきています。

「これからのお墓はどうなっていくのか?」

 少し考えてみました。

 

20170514_131407

様々な理由を経て、役目を終えた墓石達。

賑やかなお墓参り

 3月から4月にかけて、沖縄では各地で「清明祭(しーみーさい)」と呼ばれる行事が行われます。家族や親戚など縁のある方々がお墓の前に集まり、ご先祖様のお墓にお線香やお花、重箱などに盛り付けた食事などをお供えします。

 ここまでは普通のお墓参りなのですが、大きく異なるのはその後。清明祭ではお墓参りが終わると、なんとその場で食事をとります。お墓の前にシートを広げ、今しがたお墓に供えたお供えだけでなく、皆がそれぞれ食べ物や飲み物、お酒などを持ち寄り、賑やかに過ごすお祭りです。

 この清明祭は、親しい人達の近況を確かめあう楽しい行事であると同時に、祖先の霊を供養する大切な行事でもあります。この世のつながりとあの世のつながりをいっぺんに満たすことができる時間なのです。

変わりゆくお墓事情

 お墓とは、先祖の遺骨が祀られる場所であり、その血縁者によって代々受け継がれ、大切に守られていく場所でもあります。先にご紹介した沖縄の清明祭は、そうしたつながりを守り続けている一つの例と言えるでしょう。

 しかし、近年になって先祖の眠る「家」としてのお墓と、その継承者としての私たちの関係性が、少しずつ変化してきているように感じます。

 近代以降であれば遺骨は「家」のお墓へと埋葬されることが一般的です。しかし現代では、遺族、もしくは亡くなられた故人が生前に残した希望などによって、「家」のお墓に埋葬しないケースが増えてきました。

 例えば、市や寺院などが運営する共同の墓地への合葬を希望する方。散骨や樹木葬など自然に還ることを希望される方。遺灰から人工的にダイヤモンドを作り出し、アクセサリーとして手元に残し供養する方。最近では遺骨や遺髪などを宇宙へ向けて打ち上げる宇宙葬というものも登場しました。

 今回参考記事として取り上げた「&(安堵)」という二人用のお墓も、宗派や性別、国籍、身分などに左右されずに誰とでも入ることのできる新しいお墓の形と言えるでしょう。(「&(安堵)」の詳細に関しましては、下記に添付したURLをご参照ください。)

お墓の行方

 では従来守られてきた「家」のお墓は一体どうなっていくのでしょうか。その行き先を大きく分類すれば、「継続」「移転」「処分」「無縁化」の四つになります。

「継続」は文字通り、そのお墓でのお参りが継続して行われている状態です。しかし、高齢化に伴って、住む場所とお墓の距離が離れ、継続してお参りすることが困難になっている方多くなってきました。そのため、「家」のお墓をお参りしやすい場所へと「移転」する方も年々増えてきたように感じます。その一方で「子供たちや孫たちに面倒を掛けたくない」と、本人たちの意志によって代々守られてきたお墓を「処分」するケースも少なくはありません。

 また、継承者やお参りする方のいなくなってしまったお墓は、無縁墓として扱わざるを得なくなってしまいます。無縁化してしまう理由は様々ですが、誰も訪れず、手入れの施されない墓地は当然雑草や土埃などで汚れ、次第に荒れていきます。「無縁化」したお墓をどのように扱っていくのか。この問題はお墓を有する寺院や霊園などの管理者だけでなく、地域の管理を司っている行政にとっても頭を悩ませる大きな問題となっています。

お墓の持つ意味

 次の世代へと継承していくという今までのあり方から、一人一人が考え、自分たちにあった〝あり方〟を選択していくという風潮へと変化していくお墓事情。それは、目まぐるしく移り変わる現代社会と同じような変化が感じられます。

 ただ、死者を葬るためのお墓は、亡くなられたその人に想いを巡らすことが出来る場所であり、過去を生きた人々と今を生きる私たちの両者を強く結び付ける大切な場所でもあります。

 お墓の形が変わっていっても、お墓が持つ意味は変わりません。その意味が忘れられないようにするにはどうしたら良いのかを模索して行こうと思っています。

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