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マイケル・ジャクソンの命日にちなんでvol.1〜仏の耳で聴く音楽〜|S-Labo

マイケル・ジャクソンの命日にちなんでvol.1〜仏の耳で聴く音楽〜

西田 稔光
Black or White音楽マイケル・ジャクソン人種差別仏教命日

2009年6月25日、KING OF POPと称えられたスーパースター、マイケル・ジャクソンは50歳という若さでこの世を去りました。今回はマイケルが平和への思いを託した名曲を振り返り、仏教徒として平和について考えてみました。

引用元URL:https://www.youtube.com/watch?v=pTFE8cirkdQ

引用元:www.youtube.com/watch?v=pTFE8cirkdQ

音楽と人種差別

 ご存知のように、マイケルは人々が手と手を取り合う世界を音楽によって実現させようとしたアーティストです。彼が向き合った問題の一つに人種差別があります。黒人として生を受けたマイケルにとって、あらゆる人種差別は大きな問題でした。そして1991年にリリースされたBlack or Whiteという楽曲の、特にMV(ミュージックビデオ)の中で彼の想いは爆発しています。

 マイケル以前にも黒人差別と戦ったアーティストはたくさんいます。例えば既存の社会に対抗しようとするヒップホップアーティスト達は多くのメッセージを発信しました。その中でもPubric EnemyのFight The Power(1989年)などは、公民権運動の様子をストレートに表現し、権力と戦う姿勢を歌詞と映像に乗せたMVは有名です。

白か黒かなんて関係ない

 その中でもマイケルがBlack or Whiteの中で訴えるメッセージは特殊でした。MVであらゆる民族と踊り、歌うマイケル。そこで発せられる「黒人か白人かなんて関係ないのさ」という言葉。

 人は自分を正当化したり、自分を誇るために他人との間に優劣をつけようとします。人種、性別、職業、経歴、文化。本来比べる必要などないものを比べ、もう一方を貶すことで自身の立場を保とうとする愚かさがあります。マイケルはその比べ合いやレッテルの貼り合いが馬鹿らしいと叫んだのです。

 

マイケル、無言のメッセージ

 実はこの曲のMVには地上波ではカットされ続けた後半部分があります。曲の終盤、モーフィングによってあらゆる人種の人々が一人の人間として描かれたあと、一匹の黒豹が撮影スタジオを後にします。

 その黒豹はマイケルへと姿を変え、一心不乱に踊り始めます。たった一人、薄暗い街角で踊り叫ぶマイケル。そして彼は差別団体の名前やナチスの党章が描かれた窓ガラスを次々と破壊し、暴れ、叫びます。そこに音楽はありません。

 

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 最後に、「PREJUDICE IS IGNORANCE(偏見は無知である)」というメッセージが現れます。

※Web上に上がっているものではカットされています。

 

 

無知という毒

 人間には「貪り・怒り・愚かさ」の三つの毒があるといわれます。貪りとは好みのものを欲しいと思うこと、怒りとは嫌いなものに反発することです。白人が優秀で黒人が劣っていると差別するのは、両者が同じ人間であることを知らない愚かな人のやること。つまり、人種を比べて上下をつけるような差別は正しい物の見方を知らない、無知から生まれるものなのです。

 過去の禅僧たちは、問答を繰り返す中で自己の偏りを見つめ、正しい見方を身につける努力をしてきました。生まれや環境によって培われた自分の偏見を見つめることは、僧侶にとっても大きな課題なのです。そしてマイケルもまた、自分の偏見を見つめた一人なのだと思います。

 

 

マイケルが目指した社会

 Black or Whiteの中で投げかけられたメッセージは、差別する人や社会に対する憎しみではなく、人の愚かさを超えてお互いに分かち合いたいという心の叫びだったように思います。マイケルは白人が悪で黒人を善だとは言いませんでした。白も黒も黄色も、宗教も文化も国境も越えて、人間そのものを見つめていたからこそ、できたことなのではないでしょうか。

 それは禅僧たちが求め続けてきた「正しい見方」と相通じるものです。インターネットによってたくさんの情報に触れられるようになったのと裏腹に、誤解によって増え続けるヘイトスピーチや人種差別。私たちは今一度、マイケルのメッセージに耳を傾け、自身の心を省みる必要があるのかもしれません。

 

 Vol.2へ続くへ続く

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引用元URL: https://youtu.be/-Z-88QcM0sA?list=RD-Z-88QcM0sA

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