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お粥生活始めてみました。2|S-Labo

お粥生活始めてみました。2

中野 孝海
日常精進料理

皆さんは「お粥」と聞いてどのようなイメージをお持ちになられるでしょうか?

仏教においては10個のご利益があると伝えられ、水の量によって味も腹持ち変化するお粥。

しかし、変化するのはそれだけではないのです。

前回の記事に引き続き、お粥についてもう少し掘り下げて考えてみました。

okayu

お椀に盛られた白粥。シンプルだからこそ奥が深い。

お米と水の割合

 色々な種類のあるお粥ですが、基本となる素材は「米」と「水」です。

 非常にシンプルな組み合わせだからこそ、その分量次第で出来上がりが大きく変化し、また米と水の割合で呼び方も変わります。

 よく「五分粥」「七分粥」という言葉を耳にするかと思いますが、ここでいう「〇分粥」とは、完成品であるお粥全体を「10」と考えた際の「お粥(米)と重湯(水)の割合」になります。

「十分粥」の場合、ほとんどの水分がお米に吸収されるので重湯がほとんどありません。ですので、十分粥のことを「全粥」と呼ぶ場合もあります。このお粥と重湯の割合が7:3なら「七分粥」、5:5なら「五分粥」となります。

 またお粥には「○倍粥」という呼び方もあります。こちらはシンプルにお米「1」に対して何倍の水を使用したかでその呼び方が変わります。お米「1」に対して5倍の水を用いたなら「五倍粥」、7倍なら「七倍粥」、10倍なら「十倍粥」となります。こちらの呼び方の方が覚えやすく、作る際に分量を間違えにくいかもしれません。

 ちょっとわかりにくいかもしれませんが、こうして図にしてみると解り易いのではないでしょうか?

 

お粥の割合

お粥と重湯の割合

水増しお粥の利点

 水の量によって呼び方が変わるお粥ですが、水の量が多くなれば当然全体の量も多くなります。同量のお米を使用した場合、単純に考えて十分粥(全粥)と七分粥では1.4倍、五分粥では2倍の量のお粥ができる計算になります。

 水の量が多くなればなるほど一杯当たりの食べ応えや腹持ちは悪くなりますが、全体の量が増えることによってより多くの方々に対して食事が振る舞えるようになります。

 少ない材料で多くの人々に振る舞える食事を作る。この考えが特に役立つのが自然災害などが発生した地域などで行われる炊き出しです。

お粥と炊き出し

 大規模な自然災害が発生した場合に真っ先に優先されるのは〝身の安全の確保〟です。安全な場所に素早く非難する。それが第一です。

 次に求められるのが〝衣食住の確保〟です。清潔な衣類と温かな食事、そして安心して身体を休めることのできる住居。この3つです。中でも食事には栄養や水分の補給、健康維持という目的だけでなく、食べることによって傷ついた心を癒し、厳しい状況を乗り越えるための活力を養う。そういった非常に大切な役目があります。

 近年大きな震災や豪雨被害などの自然災害が各地で多発しました。多くの方々が被災する一方で、多くの方々から支援の手が差し伸べられました。各地で行われた炊き出しもその一つと云えるでしょう。

 炊き出しでは、各地から集まったボランティアや自衛隊の皆様の手によってカレーや味噌汁、麺類など様々な食事がその場で調理され、振る舞われたそうです。

 それらと比較すると、米と水だけで作るお粥はちょっと味気ないかもしれません。しかし、消化が良く、水分補給も可能で、老若男女が食べることができ、水さえあれば人数に応じて量を調整することもできる、非常に合理的な食べ物であるということには違いありません。

温かい食事

「以て備飯びはんすべきには則ち作飯さはんす、作飯不足なれば則ち作粥さしゅくす。作粥不足なれば、則ち米湯に作る。」

(人数分のご飯を炊くのにお米が十分に足りているのであればご飯を炊き、足りないようであればお粥を炊こう。お粥を炊くのにも足りないのであれば、米湯(重湯)を作ればよい。)

 この言葉は中国の禅僧である芙蓉道楷ふようどうかい禅師が説いた言葉です。修行道場の生活における清貧せいひんの意義を表わす言葉ですが、実際に禅師がいた修行道場では大勢の修行僧を養うために、何倍にも水で薄められた1杯のお粥が全員に振る舞われていたと伝えられています。多くの修行僧がそのお粥をすすり、教えを学ぶためのかてとしたのです。

 温かい食事は、普段の生活においても仏道修行においても、欠かすことのできない大切な存在なのだということが、このお話からも分かるかと思います。

お粥生活はなお続く

 私自身、修行時代は毎朝お粥を食べていました。

 修行道場を後にした今、毎朝食べるということはなくなりましたが、前日の夜に食べ過ぎたり飲み過ぎたりした時や、風邪で具合が悪い時など、その日の体調に合わせてお昼ご飯にお粥を食べる生活を続けています。

 作るのに時間が掛かるお粥も、前回の記事で紹介した方法なら、家庭だけでなく、職場や出先でも簡単に食べることができ、持ち運びにも大変便利です。

 お米本来の甘さを楽しみつつ、心と身体を労わることのできる優しい食事。

 私のお粥生活は、まだまだ続きそうです。

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