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観音巡りと御朱印 ~何故人は御朱印を求めるのか?~|S-Labo

観音巡りと御朱印 ~何故人は御朱印を求めるのか?~

中野 孝海
考察仏教修行

 古くから日本各地で行われてきた霊場や寺社を回る巡礼。その中で寺社仏閣を参拝したあかしとして御朱印ごしゅいんを求める方も多いのではないでしょうか?

 旅先の思い出やコレクターズアイテムとしても重宝される御朱印ですが、そのしるしが持つ本来の意味を今回は探ってみたいと思います。

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信達三十三観音巡りで使用されている納経帳と写経用紙。

霊場巡りとは何か?

 霊場巡りとは、観光目的としてだけではなく、寺社仏閣や霊場といった聖地を巡る「修行」としても行われます。自分自身の信仰心をより深めるためであったり、病気の回復や安産を祈る「願掛け」として、古くから様々な聖地でおこなわれてきました。

 霊場巡りとしてよく耳にするのが、四国に八十八ヶ所存在する霊場を順番に回る「四国八十八ヶ所巡り」が有名ですが、それ以外にも日本には多くの聖地が存在し、お祀りされている神仏や地域の伝承によって、形の違う霊場巡りが古くから行われています。

三十三観音巡りとは?

 仏教には、一番初めに教えを説かれた釈迦牟尼仏をはじめ、地蔵菩薩や不動明王、薬師如来など様々な役割を持つ神仏が登場します。

 中でも特に人気の観音菩薩は、人々の苦しみに寄り添い、人々の求めに応じて姿を変え、私共を正しい方向へと導いてくださると信じられてきました。

 そのありがたい力は、観音経と呼ばれる経典にたくさん描かれています。観音経に説かれるご利益は凄まじく、観音さまのお姿やお名前を念じるだけで、不思議なご利益が生まれるといわれています。

 その観音菩薩像がお祀りされているお堂を巡り、お参りすることを〝観音巡り〟といいます。この観音巡りもまた全国各地に存在する聖地巡礼の1つであり、筆者の地元である福島県でも、信達しんたつ三十三観音と呼ばれる福島市や伊達市を中心に点在する三十三ヶ所の観音菩薩像をお参りする観音巡りが古くから行われてきました。

御朱印とは?

 その地に実際に足を運び、お参りをするだけでも十分ありがたい行いではありますが、巡礼中の参拝者の中には御朱印を頂戴するために御朱印帳を持参される方も多くいらっしゃいます。

 御朱印帳とは、寺社仏閣にお参りした証である御朱印を記すための帳面です。参拝した日付や寺社名、お祀りされている神仏などが記されることが多く、近年では旅行の記念やコレクターズアイテムとして収集している方も多いように感じます。

 もともとの御朱印は、寺社仏閣に写経を納める際に頂く受付印であったといわれています。先に紹介した四国八十八ヶ所巡りの持ち物の中にも「納経帳」と呼ばれる御朱印を頂くための帳面があります。その名が示す通り、各地の霊場で納経した証である御朱印を頂戴するための大切な帳面であると同時に、寺社仏閣の名前や神仏の御名前が記されていることから、それ自体が信仰の対象ともなります。

 四国八十八ヶ所巡りの公式ホームページである『四国八十八ヶ所霊場会』では、そのことを重々承知した上で納経帳を携帯するよう注意書きが記載されています。このことからもこの四国八十八ヶ所巡りにおいて御朱印とそれを頂くための御朱印帳が非常に大切な存在であるということがうかがえます。

何故人は御朱印を求めるのか?

 本来であれば参拝した霊場でお経を納めた証として頂戴する御朱印。納経にかかる金額ややり方は各霊場ごとに様々ですが、納経自体は声に出してお経を読んだり、写経のように書き写したり、心の中で念じるくらいしか方法はありません。

 そして、納経をしたいと思う方の奥底に宿るのは、一人一人の心の中に存在する何かしらの願いなのではないかと私個人は考えています。

 一般的な写経では、最後に「願意」と呼ばれる部分を書き記します。ここに記すのは自分自身の願いです。

「何故自分はこのお経を書き写し、寺社仏閣へと奉納するのか?」

 その背景には必ず、どうしても叶えたい、実現したい自分自身の願いが存在しています。

 その願いと共に神仏がお祀りされている聖地へと赴き、奉納し、祈りと共に願いを伝える。このように霊場巡りをすると、自分自身の祈りや願いがはっきりしていき、段々と修行としての礼拝へと近づき、増えていく御朱印と共に確かなものへと変化していくのです。

 寺社仏閣を訪れた際には「何故自分はお参りをするのか」、その目的を改めて考えてみてはいかがでしょうか。勿論観光という目的でお参りすることになんら問題はありません。ただ、もし自分の中に願意、はっきりとした「叶えたい願い」をしっかりと抱いた状態でお参りすることができれば、いつもとは違う心持ちでお参りすることが出来るのではないでしょうか。

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