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オンライン化する宗教 ~変革する布教教化の舞台~|S-Labo

オンライン化する宗教 ~変革する布教教化の舞台~

中野 孝海
仏教考察

新型コロナウイルス(COVID-19)の流行によって、私たちの日常生活は大きく変化しました。様々な分野においてオンライン化が導入され、徐々に日常の一部へと変化しつつあります。

この変革の波は宗教界にも変化を齎しました。オンライン化という布教教化の新しい舞台について考察していきます。

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広がりつつあるオンライン上での活動。会議アプリの一つでもある「Zoom」を活用した「オンライン坐禅」もその1つである。

オンライン化する日常

 新型コロナウイルスの流行によって、私たちの日常生活は大きく変化しました。外出の自粛が続く中、コミュニケーションの舞台は、対面式からパソコンやスマートフォンの画面上へと移行しつつあります。不要不急の外出自粛と感染症予防のために密閉された空間、人との接触や密集を避けて活動できることが、導入拡大が進む大きな理由といえるでしょう。

 オンライン化の導入は、以前から多くの企業や教育の場での導入は検討されてきました。しかし、機材の導入やスキルの向上、トラブルの防止など課題が多く、中々導入へと踏み切ることができない状態が続きました。それが新型コロナウイルスの感染拡大によって検討・試験段階を一気に飛ばす形での導入が進められたように感じます。危機的状況は時代の変革期ともいえるとよく言われますが、今がまさにその時代の変革期といえるでしょう。

感染拡大が宗教界に与えた影響

 オンライン化という新しい時代の波が様々な分野へと押し寄せる中、その影響は宗教界にも広がっています。

 今回の新型コロナウイルスの流行によって、宗教界を取り巻く状況は一変してしまいました。何故ならば、従来から行われてきた布教教化活動の多くが、多人数が長時間にわたり一つの場所に集中しやすい状況を作りやすく、感染拡大を助長する恐れがあったからです。その為、法要や仏事の自粛や中止などが各地で相次ぎ、その状況は今もなお続いています。これは宗教者たちにとって数少ない布教教化の舞台を失うと同時に、寺院運営そのものに影を落としかねない由々しき事態となっています。

オンライン化する宗教

 そこで注目されたのが、オンライン上での布教教化活動です。オンライン上での布教教化活動は以前から一部の宗教者たちの手によって行われてきました。SNS上での情報発信やYouTubeなどの動画配信サイトでの動画配信などがそれにあたります。

 しかし最近では、パソコンやスマートフォンでの画面越しに、坐禅会や法話、対談などが広く行われるようになりました。中には年回忌法要や彼岸会など季節ごとに行われる法要、新型コロナウイルス終息を願う祈祷法要などを各種動画サイト上で配信する寺社仏閣もあります。

 オンライン上での布教教化活動は、感染リスクを抑えられるだけでなく、遠隔地からの参加・参列も可能となるオンライン上での宗教活動は、新型コロナウイルスだけでなく、檀信徒離れの要因の一つでもある都市部への人口の流出などの対策にも非常に有効といえるでしょう。

新しい開教の舞台

 時代が新しくなり、日本が都市化していくに従って、伝統教団も都市部に寺院を建てることが増えました。布教教化の拠点である寺院を、人口の少ない地方から、より人口の多い都市部へと移転、もしくは新たに建立することにより、より多くの人々に対して仏教の教えを広めることが目的でした。

 曹洞宗の歴史においても様々な事例が見られますが、最も大規模といえる事業として大本山總持寺の御移転があります。元々大本山總持寺は石川県の能登半島に建立されていました。明治31年に発生した大火災を機に、より人口が多く、交通の便も良い現在の場所へと移転したといわれています。来年で丁度100年目を迎える大本山總持寺の移転は、曹洞宗の歴史の中においても最大の都市開教事業といえるでしょう。

 しかし、古くから地域に根差し、人々と共に歴史を歩んできた寺院が動くのは容易ではありません。過疎化・都市化によって地元を離れゆく方もあれば、それを地元で見送る方もおられます。双方の檀信徒との関係性をどのように維持していくかはまさに火急の課題ともいえでしょう。オンライン上で行われる布教教化活動は、新規の信者を獲得するだけでなく、従来の檀信徒との繋がりを維持する一つの解決策といえるのではないでしょうか。

 様々な分野で時代の変革期を齎した新型コロナウイルスの影響。この災難を超えた先に待ち受けているのは、一体どのような社会なのでしょうか。今後も注視していきたいと思います。

参考資料・リンク

・『月間住職』「これからはお寺もオンライン化で コロナに負けぬ新たな布教実践」他(2020年5月号)

・『中外日報』「インターネットで布教、情報を発信」他(2020年4月24日発行)

・『中外日報』「コロナ退散毎日祈願 ライブ配信「共に祈りを」」他(2020年4月29日発行)

・『中外日報』「オンラインで坐禅対話を 宗派超え僧侶40人聴講」他(2020年5月1日発行)

『般若』全国曹洞宗青年会「新型コロナウイルス退散祈願 オンライン法要」

『オンライン坐禅会』臨済宗青年層の会

『仏教なう』「【うちで坐ろう】今こそ身心を調える#オンライン坐禅会が爆誕中!」

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