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お葬式を選ぶ時代 ~最後の別れの在り方について考える~|S-Labo

お葬式を選ぶ時代 ~最後の別れの在り方について考える~

中野 孝海
考察供養仏教

新型コロナウイルスが世界的に流行した今年。多くの規制や対策がなされる一方で、様々な分野において従来の在り方が見直される一つのきっかけとなりました。その流れは宗教界においても例外ではありません。今回はSNSなどで話題となった事柄を題材に、お葬式の在り方について考えます。

本堂正面、須弥壇上にお祀りされる檀信徒先祖代々の位牌。ご本尊様が静かに見守る。

イオンのお葬式

 先日、昨今のお葬式の在り方について、Twitter上で話題になったつぶやきがあります。

 そのつぶやきとは、今から3年前の2017年に開催された第85回毎日広告デザイン賞で学生賞を受賞した作品に対する1人の僧侶のつぶやきでした。

 スーパーなどでよく用いられる生鮮食品用のプラスチックトレーに綺麗にパッケージングされた1柱のお位牌。2009年にサービスを開始した「イオンのお葬式」の認知度拡大をテーマとして作られたアート作品なのですが、この投稿を皮切りに、賛否を含む様々な意見がTwitter上で議論されています。

 この状況に主催者側は10月6日の段階で自身のHP上に、この広告はイオンライフが企画制作した広告ではないこと、そして選考は審査員のみで実施した旨の文章を掲載しております。

飛び交う憶測

 今回問題となった作品やホームページには、受賞者のコメントやキャッコピーなどのメッセージが添えられていません。その為、制作者本人がどのような想いでこの作品を作り上げたのか。何をもってこの作品が選ばれたのか。

 少なくともイオンが提示したテーマである「認知度拡大」を意図したものであることは明白ではありますが、それ以外の情報が見てとれないからこそ、多くの意見や憶測が交錯する事態へと発展したのではないかと推測されます。

 お葬式だけでなく従来行われてきた宗教的な儀礼に対する一人一人の意見の相違が生み出した結果であるといえるでしょう。

Amazonの商品レビュー

 また、最近のお葬式を考える上で、Amazonで販売されている「ある商品」を実際に購入して使用したというユーザーレビューも現在ネット上で注目されています。

 こちらがその人が実際に購入したとされる「組み立て式の棺桶」です。価格は送料込みで24,000円、収骨する際に使用する骨壺と骨箱とセットで購入しても30,000円以内で収まる価格です。葬儀会社で手配した場合と比べると、確かに費用は抑えることができるかもしれません。しかし、葬儀社は棺桶を持ってくるだけの方々ではありません。ご遺体の処置、保存、棺桶の組み立てや移動など、様々な技能を含めての見積もりになっており、単純に比較すべき価格ではないでしょう。

 お葬式の規模や参列者の人数などを見直し、費用を最小限に抑える「小規模な葬儀」が最近の風潮ではありますが、きちんと関係者に訃報を知らせ、香典が多く集まる葬儀の方が結果的に安いこともあります。費用を抑えるために自らネットで棺を手配したとしても、使い方やドライアイスの当て方などを間違ってしまえば、取り返しのつかないことにもなります。

 その発想に関心が集まる一方で、火葬(埋葬)許可証を発行するために複数の手続きを踏まなければならないため、故人を安らかに送るためには、葬儀会社に依頼するのが穏当といえるでしょう。

お葬式を選ぶ時代

 古来より日本では時代の流れや人々の生活の在り方によって日本のお葬式の形は、時代の流れだけでなく、人々の生活の在り方によっても大きく変化してきました。村や地域ぐるみで行われてきた大規模なものから家族単位で行われる小規模な家族葬へと移り変わっていったことも時代に即した流れであるといえるでしょう。

 最近では先に上げた家族葬の他にも、宗教儀礼を介さない直葬やお別れの会など多様な別れの形が存在します。その多くの選択肢の中から自分や遺族が望むものを「選択する」という行いこそが、現代社会における「最新のお葬式の在り方」なのではないでしょうか。

在り方を見直す

 新型コロナウイルスが流行した今年は、様々な分野において、従来の在り方が見直される一つのきっかけとなりました。オンライン経由で行われるテレワークやオンライン会議はその代表例であるといえるでしょう。

 宗教の世界も同様に、オンライン法要やオンライン坐禅会など、社会の在り方に即した新しい形での取り組みが広く行われるようになりました。

 お葬式の形は、時代と共に変化を続け、これからも変化を続けていくことでしょう。世界が元の姿を取り戻しつつある今だからこそ、改めてお葬式の在り方を見直す良い機会なのかもしれません。

参考資料・リンク

・カレー坊主@吉田武士さんのツイート

・彼岸寺「私たちはなぜ「お参り」するのか 〜イオンの葬儀広告から考える〜

・Money voice「棺はAmazonで2万円。葬儀屋抜きの直葬体験談に興味津々も火葬時にワナが!?」

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